話し手が安心する聴き方とは?

解決できることじゃないけど、
このままだとイライラする

誰かに聴いてもらえるとホッとする

共感してもらえると安心する

そんな相手がいますか?
そんな聴き役になっていますか?

前回、1/15投稿予定でしたが
東京出張ですっかり失念してしまいました。
まだまだダメですね汗

以後、このような失態はしないよう努めます。

 

さて、本日は日曜日です。
いつもは寝坊の娘が朝早くから出かけました。

『珍しいこともあるものだ…』
と思いながら見送り…

帰ってきたのは夕飯前。

いつもと変わらず夕飯を済ませ
食器を洗ってもらっていると
溜まっていたものが噴き出してきたようです…。

 

「今日さ、友達と勉強してきたんだけどさ…」

「あら、ずいぶんと頑張ってきたね!
 長いから、映画でも行ってきたのかと思っていたわ」

「うーん、
ちょっといろいろあってね…。

 本当は、先約があったんだけど、緊急性が高いのがこっちの方で…」

「断ったんだ」

「そう、そうしたら
あっちはあっちで機嫌が悪くなるし…

 こっちはこっちで、中身は言えないけどいろいろ堂々巡りだし…

 私には話しやすいんだと思うけど、
 ずーっと聴いているのもなかなかしんどくて…

 でも、聴いてあげたら楽になるかなぁって思うし…。
 泣いてたら心配になるし…」

 

「そうだね、
聴いてもらったら楽になるからね」

「でしょう?
 Aが辛そうだから
こっち優先にしたのに、
Uは分かってくれなくてね…

 私だって大変なんだよ!
なんで分かってくれないのさ!」

 

「難しいね。
 Aちゃんのこと、Uちゃんは余り知らないのでしょう?」

「うん、全然知らない」

「だとしたら、
 UちゃんがAちゃんのことを
 思いやってくれるのは難しいかもね。

 まだ、若くて経験が浅いから、辛さが想像つかないかもね…」

「そうだよね…。仕方がないかもね」

「Aちゃんは落ち着いたの?」

「うん、一緒に勉強して、
半分は愚痴やらなにやら聴いていたら、
ちょっと落ち着いたみたい」

 

「落ち着いて良かったね」

「うん、良かったよ。今日行って良かった」

「それは良かった。
 あなたも抱えて辛かったら、
 聴くだけならできるから
 いつでも言ってね。

 『そうなんだ、大変だね』
  しか言えないけど笑」

「いいの、それで。
 逆に、真剣に聴かれても困るし笑

 相づち打ってもらえればそれでいい…

 ちょっとスッキリした。ありがとう」

 

 

そう言って、部屋に戻っていきました。

 

どの人も、
人間関係で何かしら
いろいろありますよね…。

お仕事している人は勿論のこと
学生さんも
主婦も
シニアの方々も…

 

我慢は美徳

とされてきましたが、
余り、身体にいいことではありません。

かといって、
愚痴を誰にでも言えるわけありません。

 

特に、お仕事では
愚痴を言っても始まらないことが多いです。

でも、心を許せる人に
ちょっと愚痴っぽいことを聴いてもらうことで

解決することもあります。

 

最初は愚痴でも
話しているうちに落ち着いてきて
相手の気持ちを想像することができたり

 

聴いてもらい
相づちや
質問をしてもらうことで

新しい視点で考えることができたり

それによって気づいたり

スッキリして心が落ち着いてきたりします。

 

それは、聴いてもらえることで
話し手の方におきる

カタルシス効果
アウェアネス効果であったりします。

 

また、話を聴いてくれた相手に対して
より、信頼感が増して
互いに良い関係を気づくことができます。

これをバディ効果といいます。

 

職場において
家庭において
身近な人の話をちゃんと聴いてみましょう。

あなたと話した人は
きっと安心すると思います。

ポイントは…

否定しないこと
相手の言葉を繰り返す
相手の感情をくみ取る

そして、アイコンタクトを取る
聴き手は、しゃべり過ぎない…

 

 

お正月休み、冬休みが終わり
2020年が本格的に始動しましたね。

センター試験も終わり、
受験生の皆さんは志望校決定でピリピリしています。

 

あなたが聴いてあげると
その人は安心します。
きっと

あなたも聴いてもらえるでしょう

 

そんな一年にしていきませんか?

 

今日も最後までお読みくださりありがとうございます。
次回は1/22(水)深夜の投稿です。

コミュニケーションコンサルタント
﨑野 希実子