間違って使われていることば集⑤

この言葉で、なんでも済ませていませんか?

 

就活生・大学生との面接練習や、
社会人と話していて

「それ、間違っているよ」

という敬語やことわざ、が多々あります。

 

雰囲気で覚えて使っていますね。

 

他の人も使っているので、
それが間違いであることに気づきにくい言葉って…

あなたのすぐそばにゴロゴロしています。

 

そんな言葉を
札幌でオンライン就活塾Pentasを運営している
﨑野 希実子が

毎回1つずつ解説、
使用例を書いていきます。

 

参考文献から引用しますから、
﨑野の勝手な解釈ではありません。

 

正しい日本語
正しい敬語を一緒に学んでいきましょう!

 

 

 

とても気になっている間違いことば

 

「大丈夫です」

 

 

 

【問題】

下記の使い方で正しいものはどれでしょうか?

 

 

(A)
「次の試合を彼に任せてもいいだろうか?」

「はい、大丈夫です。彼なら気力、体力、実力ともに任せられます」

 

(B)
「コーヒー飲みますか?」

「いえ、大丈夫です」

 

(C)
「次の日曜日なんだけど、買い物に付き合ってほしいの。空いてる?」

「次の日曜日?大丈夫だよ~!」

 

 

 

 

【解答】

 (A)と(C)

 

 

 

【言葉の意味】

大丈夫

あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
ますらお。

まちがいがなくて確かなさま。

 

【言葉の由来】

時代は古代中国周の時代
(紀元前1050年頃~紀元前260年頃)にさかのぼります。

周時代の長狭の単位で
「一丈」とは約180cm
(約220cmという説もあります)をあらわしていました。

この「丈」の長さが
周時代の男性の平均身長に近いことから、
男性のことを「丈夫」と言っていました。

「丈夫」の「夫」は
現在で言う夫婦の夫のことではなく
男性のことを意味します。

そして、
男性の中でも強くて立派な男性のことを

「大丈夫」

と読んでいました。

この「大丈夫」という言葉が
日本に伝わり
立派な成人男性のことを「大丈夫」と言っていました。

そこから
立派な男性がいてくれれば安心だということから

「大丈夫」という言葉の意味は変化していきました。

そして、今では
「大丈夫」の意味はこのようになりました。

「goo国語辞書」より

 

 

 

ということで、
(A)は言葉の意味も由来を考えても正しい使い方です。

(C)は由来的には合っているとは言えませんが、
言葉の意味の「間違いがなくて確かなさま」という使い方として合っています。

 

(B)は由来、意味双方から考えても誤った使い方です。

 

「角が立たないように断りたい」

という気持ちはわかりますが、
それであれば言葉をきちんと使って断りましょう。

 

断る時の話し方例

「コーヒー飲みますか?」

 

の誘いを断る時は…

「ありがとうございます。
ですが、今は結構です」

「申し訳ありません。
せっかくですが、コーヒーが飲めないんです」

「ごめんね、
さっきコーヒーを飲んだばっかりなんだ」

 

 

など、相手に対して
言葉を尽くすことも
大切な大人としてのマナーです。

 

 

確認したい敬語や言葉づかい
気になる言いまわし
「こんな時はどう話せばいいの?」

などは
こちらからお問い合わせください。

調べてお答えしますね。

 

一緒に学んでいきましょう!

 

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本日も最後までお読みくださりありがとうございます。

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﨑野 希実子

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