デキる人は更にデキる人に、そうでない人は…?分からないことで格差が広がる

2019/03/20

デキる人は更にデキる人に、そうでない人は…?分からないことで格差が広がる

卒業シーズン・転勤シーズンの後は、新年度が始まります!

あなたは新年度をどう始めますか?

 

◆◆◆◆今日のポイント◆◆◆◆

デキる人は更にデキる人に
そうでない人は・・・?

分からないことで格差が広がる

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

先日、新しい口座を作りに銀行へ行きました。

窓口の女性の笑顔が良く、
かつ応対力も優れていました。

とてもよく教育されているのだと感心いたしました。

どう良かったのかと言うと…。

「いらっしゃいませ。どうぞおかけくださいませ」
「本日担当いたします、
〇〇と申します。よろしくお願いいたします」

優しい笑顔で名のってから、着席します。

『感じのいい方だな』
と思いました。

「本日のご用件は・・・」

「新しく口座を作りたいのです」

「ありがとうございます。
恐れ入りますが、
口座をお作りいたしますのに30分ほどお時間を頂戴いたします

よろしいでしょうか?」

「はい、わかりました。大丈夫ですよ」

最初におよその所要時間を教えてくれます。
これは有難いです。

30分間は、
『けっこう掛かるな』という時間です。

最初に言ってくれて助かります。
言われずに、ずーっと待っていたら
ちょっとムッとするお客さまもいることでしょう。

お客さまを思いやる配慮ですね。

口座を作るので、何枚もの書類に記入します。

その都度、クッション言葉を用いています。

「恐れ入りますが」
「何度も申し訳ございませんが」
「もう一枚、あって恐縮なのですが」

この一言があるのと無いのとでは、書く方の気持ちの持ちようも違ってきますね。

そして、言い方が良いのです!
ただ言うのではなく、気持ちが入っているんです!

これが、一番大切です。

相手を思う言葉を言う時に、感情が入っていなくては何にもなりません。

『気を遣ってくれているな』
『大切にしてくれてありがとう』

と感じるから嬉しいのです。

ただ「言えばいい」と思っている方が結構います。
だったら言わない方がいいくらいです。

かえって、イラッとするものです。

 

一通りのやり取りが終わり、
ちょっと世間話っぽくなった時

「差し支えなければですが、
自営業とのことでしたが、どのようなお仕事でいらっしゃいますか?」

と質問されました。
何となく気恥ずかしかったのですが(全く無防備に普段の私だったので)

「ビジネスマナーの講師です」
と答えました。すると…

「やっぱり、そうなんですね。
なんか、立ち居振舞いが違って、そうなのかな?って思っていました」

「あら、恥ずかしい。すっかり素の状態でしたのに」

「いいえ、そんなこと。
個人にも教えていらっしゃるんですか?企業だけですか?」

と聞いてくださるので

「最近、個人も始めました」と答えますと

「私、習いたいんです。もっとちゃんと教わりたくて…」

とのこと。

私、驚いてしまいました。

笑顔 良し!
お辞儀 良し!
言葉遣い 良し!
気遣い 良し!
所作 良し!

とても良い応対でしたから、
『更にどこを?』という気持ちでした。

 

● デキる人は更にデキる人に、そうでない人は…?

帰り道、
世の中のどこでもそうだな…
と思い返しておりました。

研修先のご担当者さまがいつも嘆いていらっしゃるのは

出てほしい職員は出てくれなくて
出なくてもいい
スキルの高い職員は進んで出てくれます。上手くいかないものです」

職員間のスキル格差がうまれます。

学校のPTA役員をしていた時、
研修会を企画しました。

内容は子育てに関するものを多く開催します。

その研修会に参加するお母さん達は、

「あなたはとても教育熱心で、
食への関心も高くて、
いろいろな情報をご存知ですよね?

なのに、さらに勉強なさるんですね!(スゴイ!)」
というお母さんばかりです。

ここでも情報の格差や、
子育てマインドの格差が生じます。

 

 

どこの世界でも、

「勉強熱心な方」
「前向きな方」
「スキルが高い方」

は更に上を目指す努力をし、
そうでない方は自分の実力をご存じないまま過ごします。

私の尊敬する先生がいつもおっしゃっていました。

「分からないことを
『わからない』
と言える君達は素晴らしい!

一番ダメなことは、
『わからないこと』が、
分からないことだ」

そうなんです。
学ばないから分からないことに気づけないんです。

そこに気づいてくれるとあとは上昇あるのみです。

なぜなら、
分からないことがわかれば、
それをわかる努力をするようになるからです。

でも、
分からないことに気づくって、
一人では難しいことですよね。

例えば…
誰かと話をする
何か、新しいことを学ぶ
どこか違う土地に行き初めての体験をする

そうすることで、自分の無知を知り
世の中の大きさを知り
意外に身近なところに“発見”があることに気づいたりします。

そんな体験、一度や二度はあるのではないでしょうか?

どうですか?

あなたは何かを学んでいますか?

自分の足りないところを
補う努力をしていますか?

他の人の素晴らしさを素直に認めていますか?

 

 

 

◆◆◆◆今日のまとめ◆◆◆◆

「分からない」ことを気づける人になろう

「分からないことを
『わからない』と言える
人になろう

「分からないこと」に気づけない
ことでスキル格差が広がる
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

新年度・新年号
きっかけは何でもいいんです!

”じぶん磨き” 始めませんか?

 

後日談ですが…その後、窓口振り込みしなければいけないものがあったので先ほどの銀行へ行きますと…

わざわざ近くに来てくれて
「先日はありがとうございました」と挨拶をしてくれたのです!

大手の銀行の窓口の方が、一顧客に…びっくりです。
感動しました!

本当に、どこを改善したいのだろう?
とても素敵な方です。

私の振込口座、こちらの銀行にすればよかった…。
ちょっと、後悔。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

ビジネスコミュニケーション ビズコム

コミュニケーションインストラクター
﨑野 希実子

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