
「見て覚えて!」では、辞めてしまいます
OJTだけでは人は育たない時代に——若手も中途も、「ちゃんと教える仕組み」が必要です
「うちはOJTでやってるから」
そう話す企業はまだまだ多いです。
けれど、実態はどうでしょう?
よくあるのが
“見て覚えて”の丸投げスタイル。
ある新入社員は言いました。
「何も教えてもらえず、見よう見まねでやってみても『そんなやり方じゃダメ』って怒られるだけでした」
でも実は、この問題は若者だけじゃありません。
むしろ、もっと深く悩んでいるのは
中途採用で入ってきた中高年層の人たち
なのかもしれません。
若者と中途採用者の「職場へのあきらめ」は違うもの
中途採用で入ってくる方は、人生経験も社会経験も豊か。
けれど、職場が変われば、やり方も常識もまったく違います。
「一から学ばないといけない」ことがたくさんあるのに、誰も教えてくれない。
でも、若手のように
「教えてもらえませんでした」
「この会社は自分に合いません」
と声をあげて辞めることができるでしょうか?
答えはNOです。
「年齢的にコロコロ仕事を変えるのは難しいかも…」
「生活もあるし、収入を手放せない…」
そんな理由から、心の中であきらめてしまう。
その結果が、
→ 自信の喪失
→ 意欲の低下
→ 孤立
→ そして静かな退職予備軍へ……
という流れにつながってしまっているのです。
では、若者Z世代が『この会社ダメだ』と、あきらめるのはどの点でしょう?
若者が定着しない本当の理由
Z世代と呼ばれる若者たちは、「ちゃんと成長したい」と願っています。
なので
「今の自分はどのレベル?」
「次に何を学べばいいの?」が分からなければ、成長の実感も持てず、未来も描けません。
成長できない職場であれば、
離れたくなるのが彼らにとって当然の流れです。
「教えられていない上司」と「教える仕組みのない現場」
では、なぜこんなことが起こるのでしょうか?
多くの場合、上司や先輩自身が“教えられてこなかった”からです。
「見て覚えろ、気づけ、やってみろ!」
そんな文化の中で育ってきた人が、「教える」立場になっている。
でも、「できる人」=「教えられる人」ではありません。
教える力には、技術と仕組みが必要なんです。
今こそ必要なのは、「複線型の教育」
学校教育でも、塾やYouTube、
オンライン教材など多様な学びの道が当たり前になっています。
でも、企業はどうでしょう?
「現場で教えています」
とOJTに頼っていないでしょうか?
OJTはもちろん大切です。
でもそれだけでは、もう足りない時代です。
✔︎ 外部講師による研修
✔︎ 動画マニュアル
✔︎ メンター制度
✔︎ 振り返りの時間
こういった多面的な教育の仕組みが、
社員の成長を支え、結果として会社の力になります。
「あなたの職場の現場は、本当に“教える”になっていますか?」
若手だけでなく、
中途で入った中高年層も、
“置き去り”になっていませんか?
「もう若くないから」「教わる立場じゃないから」
そう思わせてしまう職場の空気こそ、今、見直すべきところかもしれません。
アンケートから「よくある感想」
「初めてこのような研修を受けました。
もう、見よう見まねでいつも自信がなかったのですが
今日、正しいことを学んだので安心してお客様に向かうことができます」
そして、企業さまからの感想も一つご紹介します。
「研修や人材教育を入れるって、こういうことなんだとびっくりしています。
正直、これほどの効果があるとは思いませんでした。
育成計画やカリキュラム、面談の仕方まで作ってくれて、本当に助かります。
これからも、末永くお願いします」
企業さま自身も、周りの見よう見まねなのです。
導入してみて、初めてその効果を感じられています。
“人を育てる会社”には、人が集まり、人が残ります。
年齢に関係なく「教えてもらえる」環境があること。
それは、会社の未来を支える大きな安心になります。
今いる人材のポテンシャルを活かすために。
まずは
“ちゃんと教える”仕組み
見直してみませんか?
“人を育てる力”を、会社の新しい強みにしましょう!!!
ビジネスコミュニケーション ビズコム
「人育ての専門家」
社員を育てて次のステージを目指すひとり社長の相談役
﨑野 希実子
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